大腸ポリープ

大腸ポリープ
監修者 根本 陽介

監修者
根本 陽介

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大腸ポリープを正しく知る:その「がんの芽」を摘むことが、最強のがん予防です

大腸カメラ検査を受けると、かなりの頻度で見つかるのがポリープです。

実は、大腸がんは「何もないところから突然がんができる」よりも、「ポリープが数年かけてがん化する」ケースが圧倒的に多いのが特徴です。つまり、ポリープを見つけて適切に処置することは、未来の自分を守るための、最も確実な投資になります。

ポリープの正体 ── 「いいやつ」と「悪いやつ」の境界線

ポリープとは、粘膜の表面がイボのように盛り上がったものの総称です。すべてが危険なわけではありませんが、その性質を見極めることが重要です。

  • 非腫瘍性ポリープ(過形成ポリープなど):
    基本的にはがん化する心配がなく、放置しても大丈夫なことが多いタイプです。ただし、後述する「SSA/P」との判別が非常に重要になります。
  • 腫瘍性ポリープ(腺腫:せんしゅ):
    いわゆる「がんの卵」です。放置すると数年かけて大きくなり、その過程で遺伝子の変異が積み重なって、一部ががん化していきます。5mmを超えるとがん化率が上がるため、切除の対象となるのが一般的です。

判別が極めて難しい「SSA/P」という新たな脅威

近年、消化器内科医の間で非常に警戒されており、かつ判別が難しいとされているのがSSA/P(無茎性鋸歯状病変:むけいせいきょしじょうびょうへん)」です。

これまでは、「平坦で色が白いポリープ」は良性の過形成ポリープとして見過ごされがちでした。しかし、その中に「従来のがんよりも早いスピードでがん化するタイプ」が混ざっていることが分かってきたのです。

SSA/Pの「厄介な」3つの特徴

  1. 見つけにくい(ステルス性):
    周囲の粘膜と色がそっくりで、盛り上がりがほとんどない平坦な形をしています。さらに、表面に粘液が付着して周囲に溶け込んでいることも多いため、経験の浅い医師では見逃してしまうリスクがあります。
  2. 判別が難しい:
    普通の良性ポリープと見た目が酷似しており、NBI(狭帯域光観察)などの特殊光モードや拡大内視鏡を駆使して、表面の微細な模様(ピットパターン)を観察しなければ、正確な診断が下せません。
  3. がん化のルートが特殊:
    通常の腺腫とは異なる遺伝子ルートでがん化するため、気づいた時には進行が早いタイプのがんになっていることがあります。

「見つけたらその場で切る(クリーンコロン)」という考え方

以前は「小さなポリープは様子を見ましょう」という時代もありました。

しかし、前述のSSA/Pのように「小さくてもリスクがあるもの」が存在する以上、現在は「見つけたポリープはその場で切除し、大腸を綺麗な状態(クリーンコロン)にする」という方針が世界的なスタンダードになりつつあります。

「切る」と言っても、大腸ポリープの切除(ポリペクトミー)は内視鏡を通じて行われるため、お腹を切る必要はありません。

特に最近では、電気を使わずにポリープを切り取る「コールドポリペクトミー」という手法が普及しています。

  • 出血や穿孔(穴が開くこと)のリスクが極めて低い。
  • 術後の食事制限などの負担が軽く、日常生活に早く戻れる。
    というメリットがあり、当院でも日帰りポリープ切除を積極的に行っています。

なぜ「専門医の眼」と「最新設備」が必要なのか

大腸の壁は数ミリと非常に薄く、さらに複雑なヒダや曲がり角が多いため、すべてのポリープを漏れなく見つけるには熟練した技術が必要です。

当院では、以下の3つの柱で精度の高い検査を実現しています。

  • 拡大内視鏡: ポリープの表面を数十倍にズームアップし、細胞レベルの乱れをチェックします。
  • 軸保持短縮法: 腸を無理に伸ばさない挿入法により、痛みを最小限に抑えます。

結びに:ポリープ発見は、最高の「ラッキー」です

ポリープが見つかるとショックを受けるかもしれませんが、考え方を少し変えてみてください。

それは、「がんになる前に、将来の大きな病気の芽を摘み取ることができた」という非常に幸運な出来事です。

大腸がんは、ポリープのうちに処置してしまえば、ほぼ100%防ぐことができるがんです。

「便潜血が陽性だったけれど、怖いから行かない」

「自覚症状がないから、まだ大丈夫だろう」

その迷っている一歩が、未来の健康を大きく変えます

大圃クリニックの

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大圃クリニックの大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

地域に寄り添い、79年。

専門医複数名在籍

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在籍

下館駅から徒歩4分駐車場完備

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駐車場完備

土曜日12:30まで診療

土曜日
12:30まで診療

  • 日本消化器外科学会 認定医,日本外科学会 認定医,日本医師会 認定産業医,日本医師会 認定健康スポーツ医 大圃 弘

茨城県筑西市にある大圃クリニックは内視鏡検査20年以上で内科認定医・内視鏡専門医在籍。鎮静剤使用で眠っている間に終わるつらくない内視鏡検査を実施しております。

大腸ポリープの日帰り切除にも対応可能です。

下館駅北口から徒歩4分で駐車場20台完備。土曜日も検査可能。昇降機完備のバリアフリー。

0296-21-0123 [午前]9:30~12:30[午後]14:30~18:00 [休診日]木曜、土曜午後、日曜、祝日
記事の執筆・監修者プロフィール
大圃クリニック

医師

根本 陽介

高校生まで茨城県で育ち、県内の病院で内視鏡検査を中心に診療を行ってきました。
現在は消化器分野の診療を担当しています。 胃や大腸の症状をはじめ、幅広い消化器のお悩みに対応し、毎日内視鏡検査を行っております。

「少し気になる」「検査が不安」といった段階でも、安心して相談していただけるよう、丁寧でわかりやすい説明を心がけています。
地域の皆さまにとって、身近で頼れる存在を目指しています。

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