皮膚科

皮膚科
監修者 大圃 弘

監修者
大圃 弘

資格

  • 日本消化器外科学会 認定医
  • 日本外科学会 認定医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 日本医師会 認定健康スポーツ医

皮膚科は、皮膚・粘膜・爪・毛など目に見える体の異常を診断・治療する専門科です。全身を覆う皮膚は体の内側の状態を反映することがあり、発熱や関節痛などの症状も皮膚の診察から早期診断・治療が可能な場合があります。
顔や四肢、耳、口の中まで幅広い範囲で皮膚や粘膜の変化を伴うさまざまな症状に対して適切な治療法を提案します。

皮膚病は原因や種類が多く、慢性的な病気もありますが、適切な対処により改善が期待できます。

大圃クリニックの

皮膚科の特徴

  • 症状の経過や生活習慣などを細かく確認し、皮膚の見た目だけでなく、全身状態や背景疾患も考慮して丁寧な問診と診察を心がけています
  • 皮膚拡大鏡や血液検査、アレルギー検査などを活用し、根拠に基づいた診断を実施スキンケア指導や外用薬、内服薬だけでなく、必要に応じて光線療法や液体窒素治療が選択可能
  • 地域の総合病院や大学病院と連携して、重症例や精密検査への対応可能
  • 女性医師が在籍
  • 土曜日も診療可能

当院の皮膚科治療

当院の皮膚科では、皮膚だけでなく爪や髪の毛など体の表面に生じるあらゆる異常を診察・治療しています。湿疹、かゆみ、赤み、水ぶくれ、できもの、乾燥、ただれ、爪の変形や抜け毛など、目に見える症状はすべて診療対象です。皮膚は「全身の鏡」とも呼ばれ、内臓の異常が皮膚に現れることもあるため、気になる症状があれば早めの受診が大切です。皮膚病の原因は外的刺激や体質、加齢、先天性要因など多岐にわたります。

中には原因不明のものや慢性化する病気もありますが、スキンケアや薬物療法、生活習慣の改善により治療が可能です。当院では、健康な皮膚を取り戻すだけでなく、全身の健康を見据えた診療を心がけ、患者さん一人ひとりに寄り添った誠意ある対応をスタッフ全員で行っています。

皮膚科治療に対応するもの

皮膚科治療に対応するもの

皮膚科は、肉眼で見える体の部位である皮膚全般を診る診療科であり、日常的な肌トラブルから命に関わる皮膚がんまで幅広く対応します。やけど、虫刺され、急性じんましんなど、突然の皮膚トラブルへの対応やアトピー性皮膚炎、乾癬、白斑、脱毛症など、長期的な治療と管理が必要な病気までさまざまな診療と治療を担っています。
皮膚科の使命は、皮膚や爪、毛髪の疾患を診断・治療し、患者のQOL(生活の質)を向上させることです。

具体的には、湿疹、水虫、ニキビ、やけど、床ずれなどの皮膚疾患の治療に加え、皮膚がんの早期発見や治療、アレルギーや膠原病に伴う皮膚症状の管理、美容皮膚科的なアプローチによる肌トラブルの改善など、幅広い範囲をカバーします。必要に応じて、内科や他の診療科と連携して治療を行います。

内容
一般皮膚科湿疹、アトピー性皮膚炎、じんましん、ニキビ、水虫、イボ、乾癬、かぶれ、
ヘルペスなどの皮膚疾患全般
小児皮膚科おむつかぶれ、あせも、とびひ、水いぼ、
小児アトピー性皮膚炎など、
乳幼児・小児に多い皮膚疾患
アレルギー皮膚科アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、じんましんなど、アレルギーが関与する皮膚症状。
パッチテストや血液検査も含む
皮膚感染症細菌(とびひなど)、ウイルス(ヘルペス、水ぼうそう)、真菌(水虫、カンジダ)による皮膚病

たこ・ウオノメの治療

たこ・ウオノメは、足の皮膚が圧迫されたり、繰り返し摩擦を受けることによって発症します。
たこは、皮膚が厚くなり固くなるだけですが、ウオノメは固くなった皮膚の中央に芯ができ、痛みを伴うようになります。たこやウオノメができる原因の多くは、靴が足に合っていないことです。

また、靴底が薄かったり、ヒールの高い靴でもたこやウオノメができやすくなります。なるべく自分の足に合った靴を選び、足に負担をかけないことが大切です。治療は厚い角質や芯を取り除く処置を行い、必要に応じて外用薬も使います。

症状が軽い場合は、保護パッドなどを貼り、圧迫や摩擦を減らすことで自然に治ります。しかし、皮膚が固く痛みがある場合などはレーザーや電気メスなどで除去する必要があります。自分で削ると、炎症を起こすこともありますので、自分で処置をする前にまずは、当院にご相談ください。

大圃クリニック院長

大圃 弘

たこ・ウオノメができたとき、痛みが強い場合や、皮膚の盛り上がりが気になる場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。歩行時の痛みは、正しい歩き方にも影響します。特に糖尿病や神経障害のある方は、痛みに気づきにくいため、合併症のリスクなど注意が必要です。

巻き爪、陥入爪の治療

巻き爪や陥入爪は、爪が周囲の皮膚に食い込むことで痛みや炎症を引き起こす問題ですが、適切な治療を受けることで改善できます。治療方法は、爪のトリミングや削り取り、爪の保護、医療処置があります。

  • 爪のトリミングや削り取り
    巻き爪や陥入爪の原因となる爪の形状を調整し、圧迫を軽減します。
  • 爪の保護
    特殊なテーピングや装具を使用して、爪を正しい位置に保護します。
  • 医療処置
    手術的な処置が必要な場合、爪の一部を切除するなどの手術が行われます。治療の選択肢は個々の症状や状態によって異なります。

大圃クリニック院長

大圃先生

当院では、経験豊富な医師が患者さんの症状をよく観察し、最適な治療法を提案します。治療には時間がかかりますので、地道に治療しましょう。

アトピー性皮膚炎の治療

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が繰り返し現れる慢性の皮膚疾患です。乳児期から発症することも多く、子どもから大人まで幅広い年齢層にみられます。体質的なアレルギー傾向や皮膚のバリア機能の弱さが関係しています。

外部からの刺激やアレルゲンが入りやすくなることで炎症が起こります。
アトピー性皮膚炎の特徴は以下のとおりです。

  • 強いかゆみが続き、掻くことで皮膚が傷つき悪化する
  • 湿疹(赤み、じゅくじゅく、カサカサなど)が左右対称に出やすい
  • 乳児は顔や頭、幼児期以降は首・肘・膝裏などに出ることが多い
  • 症状は良くなったり悪くなったりを繰り返す
  • 季節の変化やストレス、汗、乾燥などで悪化しやすい

治療法は主に薬物療法、スキンケア指導、生活改善・環境調整指導が行われます。

薬物治療

  • ステロイド外用薬や非ステロイド外用薬で炎症を抑える
  • 保湿剤を使って皮膚のバリア機能向上をサポート
  • 症状が強い場合は抗ヒスタミン薬の内服や、免疫調整薬の内服・注射(デュピクセントなど)で炎症を抑える

スキンケア指導

  • 正しい洗い方や保湿の方法を指導
  • 石鹸・衣類・環境など刺激を避ける工夫もアドバイス

生活改善・環境調整指導

  • ストレス管理、睡眠、食生活、ダニやカビ対策など
  • 必要に応じてアレルギー検査で原因物質を調べる

大圃クリニック院長

大圃 弘

アトピー性皮膚炎は、長期間つき合うことが多い病気ですが、皮膚科での適切な治療と日常ケアによって症状を大きく改善できます。「かゆいのは体質だから」とあきらめず、早めに専門医へ相談してください。

湿疹・じんましん治療

湿疹は、皮膚の炎症全般を指し、様々な原因で起こり、かゆみや赤み、ブツブツ、水ぶくれなどの症状が現れます。じんましんは、皮膚の一部が突然盛り上がり、かゆみを伴う発疹が短時間で現れては消える病気です。
原因はアレルギーや物理的な刺激、ストレスなど多岐にわたります。

湿疹とじんましんの主な違い

特徴湿疹じんましん
発症徐々に進行突然発症
症状の持続数日間続く数時間で消える
皮疹の形状赤み、ブツブツ、水ぶくれなど盛り上がり(膨疹)
色素沈着残ることがある残らない
治療原因の特定と除去アレルギーや刺激物など、原因が特定できればそれを避けることが重要です。原因が特定できれば、それを避けることが重要です。
外用薬ステロイド外用薬や保湿剤など、症状や部位に合わせて処方されます。かゆみを抑えるためのステロイド外用薬や、保湿剤などが用いられます。
内服薬かゆみが強い場合や、広範囲に及ぶ場合は、抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬が用いられることがあります。抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が用いられます。
その他炎症を抑えるために、紫外線療法や漢方薬が用いられることもあります。症状が重い場合は、ステロイドの内服薬や注射薬が用いられることがあります。

ニキビ治療

ニキビとは、皮膚の毛穴が詰まり、炎症を起こしてできる皮膚トラブルです。ニキビの主な原因は、皮脂や角質が毛穴に詰まり、毛穴内部に菌が繁殖することです。これにより、毛穴周囲の炎症が引き起こされ、赤く腫れたニキビができます。

ホルモンの変化、ストレス、遺伝、化粧品の使用、不適切な食生活などもニキビの原因として関連付けられることがあります。ニキビにはさまざまな種類があります。
主なものには、白ニキビ(閉塞性粉瘤)、黒ニキビ(開放性粉瘤)、炎症性ニキビ(赤ニキビ)、ケロイド性ニキビ(ケロイド性瘢痕)、大人ニキビなどがあります。

ニキビ治療は主に以下の3つの方法で行われます。

  • 局所治療
    ニキビ用の洗顔料や化粧水、保湿剤などを使った局所治療が有効です。ベンゾイル過酸化ベンゾイル、レチノイド、サリチル酸などの有効成分が含まれる製品が一般的に使用されます。
  • 内服薬
    炎症性ニキビや重度のニキビに対しては、内服薬が処方されることがあります。抗生物質や経口避妊薬、レチノイドなどが使用されることがあります。
  • その他の治療法
    光線療法、ケミカルピーリング、レーザー治療などの他の治療法もニキビの管理に役立つ場合があります。

また、ニキビの予防には、以下のような対策が有効です。

  • 適切な洗顔と保湿を行う。
  • 毛穴を詰まらせないために、化粧品や日焼け止めを適切に使用する。
  • 健康的な食生活を心がける。特に、高GI食品や乳製品の摂取量を制限することが効果的です。

乾燥肌の治療

乾燥肌は、皮膚の水分や油分が不足している状態であり、多くの人が経験する一般的な皮膚の問題です。
皮膚が粗くてかさつきやすく、赤みやかゆみが生じることがあります。また、皮膚が引き締まっていたり、ひび割れが生じることもあります。

乾燥肌の主な原因は、外部要因(乾燥した環境、低湿度、冷暖房など)や内部要因(年齢、遺伝、皮脂分泌の低下など)によるものです。また、過度の洗浄や皮膚への刺激、不適切な保湿ケアなども乾燥肌を悪化させる要因となります。

主な対処方法は、以下のとおりです。

  • 適切な洗浄
    皮膚を刺激せず、乾燥させないようなマイルドな洗浄剤を使用し、過度な洗浄を避けます。
  • 爪の保護
    特殊なテーピングや装具を使用して、爪を正しい位置に保護します。
  • 適切な睡眠習慣
    十分な睡眠をとり、睡眠中に肌が修復される時間を確保します。
  • 健康的な生活習慣
    水分を十分に摂取し、バランスの取れた食事をとり、ストレスを避けるなど、健康的な生活習慣を実践します。

大圃クリニック院長

大圃 弘

高齢者は特に乾燥しやすくなりますので、適切な保湿が重要です。乾燥肌の症状が重症である場合や、自己ケアが効果を発揮しない場合は、是非相談してください。必要に応じて適切な治療法や処方箋を提供します。

水虫・白癬の治療

水虫(白癬)は、真菌感染症の一種です。水虫は、真菌が皮膚の表面や爪に感染することで引き起こされます。これらの真菌は、暖かく湿った環境で繁殖しやすく、プールや公衆浴場、ジムなどの共有された湿った場所で感染することがよくあります。

水虫の症状には、かゆみ、赤み、発疹、ひび割れ、皮膚の剥がれ、爪の変色や変形などが含まれます。感染した部位によって症状の重症度や特徴が異なります。
水虫は視覚的に診断することができますが、必要に応じて患部から採取した検体を検査し、真菌の種類を確認することもあります。

水虫の治療には、抗真菌薬が一般的に使用されます。クリーム、ローション、スプレー、または経口薬の形で処方されることがあります。また、感染した皮膚を清潔に保ち、乾燥させることも重要です。水虫の予防には、以下のような対策が効果的です。

  • 共有された靴やタオル、浴場などの公衆の場所での裸足の使用を避ける。
  • 皮膚を清潔に保ち、乾燥させる。
  • 適切な靴や通気性のある靴下を着用する。

大圃クリニック院長

大圃先生

水虫は一般的に軽度の感染であれば自己処理で改善されることがありますが、症状が悪化したり、広がったりする場合は皮膚科医に相談することが重要です。

抜け毛・薄毛の治療(aga)

抜け毛・薄毛の治療(AGA)とは、男性に最も多く見られる脱毛症です。他の脱毛症と異なり思春期以降に額の生え際や頭頂部の頭髪が薄くなり、徐々に進行していくのが特徴です。細くて短い髪の毛が増え、全体として薄毛が目立つようになります。

一般的には遺伝やDHT(ジヒドロテストステロン)と言う原因物質が関係すると言われています。AGAは進行性です。放っておくと徐々に進んで行きます。早めの対処によって進行をある程度抑えることが できるようになってきました。

その代表的な方法が飲む治療薬のプロペシアです。

大圃クリニック院長

大圃 弘

AGA治療は保険が適用されませんので、自費負担での治療となります。詳細に関しましては、クリニックに直接お問い合わせください。

大圃クリニックの

皮膚科

大圃クリニックの皮膚科

地域に寄り添い、79年。

専門医複数名在籍

専門医複数名
在籍

下館駅から徒歩4分駐車場完備

下館駅から徒歩4分
駐車場完備

土曜日12:30まで診療

土曜日
12:30まで診療

  • 日本消化器外科学会 認定医,日本外科学会 認定医,日本医師会 認定産業医,日本医師会 認定健康スポーツ医 大圃 弘
  • 日本外科学会 外科認定医,日本外科学会 認定登録医,日本医師会 認定産業医 大関 美穂
  • 日本内科学会 認定内科医 大圃 研,根岸 良充,伊藤 洋平

茨城県筑西市にある大圃クリニックは日本外科学会外科認定医が在籍。昇降機完備のバリアフリー。たこ・ウオノメ・巻き爪などの治療からニキビ治療・薄毛の治療まで幅広く対応。

内科から胃腸科、形成外科、皮膚科など幅広い診療科目に対応できるので、症状に応じて適切な診察が可能。下館駅北口から徒歩4分で駐車場15台完備。土曜日も診療可能です。

0296-21-0123 [午前]9:30~12:30[午後]14:30~18:00 [休診日]木曜、土曜午後、日曜、祝日
記事の執筆・監修者プロフィール
大圃クリニック

院長

大圃 弘

1946年(昭和21年)に父が『大圃外科医院』を開院し、約70年にわたり、入院・手術の出来る病院として、地域医療に取り組んで参りました。

1967年には『大圃病院』、1994年に『大圃クリニック』と名称と診療体制を変更し、今まで同様に多くの患者様にご来院いただいております。

これからも患者様一人ひとりの健康と快適な生活を支えることを最優先に考え、地域社会に寄り添った診療ができるよう身近なかかりつけ医を目指して参ります。

資格

  • 日本消化器外科学会 認定医
  • 日本外科学会 認定医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 日本医師会 認定健康スポーツ医