診療内容一覧

当院は、内科から胃腸科、外科、形成外科、皮膚科といった様々な診療科を併設するクリニックです。
消化器症状、呼吸器疾患、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、皮膚に関する疾患やトラブル、外傷、理学療法など幅広く診療しております。経験豊富な医師による内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)やワクチン接種、健康診断にも対応可能です。
また、女性医師が在籍しているので、女性特有の体調不良やデリケートな悩みをご相談いただけたり、平日に病院へ行けない会社員や学生さんでも受診しやすいよう土曜の診療を行っているなど、地域の皆様のかかりつけ医として、気軽に何でも相談できる、通いやすいクリニックを目指しています。
病気の治療だけでなく、医療や健康に関する不安や疑問についてもお気軽にご相談ください。
内科
当院の内科は、筑西市にお住まいの皆さまのかかりつけの医療機関として、幅広い疾患の治療に対応しております。日常的に起こりやすい発熱や頭痛、嘔吐などの急性症状から、アレルギー性疾患、高血圧や糖尿病などの慢性疾患などの治療も可能です。当院での治療が難しい場合は、専門医療機関への紹介の準備をいたします。
どのような疾患であっても、重症化を防ぐために早期発見・早期治療が大切です。体調不良や気になる症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
呼吸器疾患
呼吸器疾患には、肺炎や気管支炎などの疾患があり、受診のタイミングが遅れて重症化してしまうケースがあります。そのため、早期発見・早期治療が重要です。例えば、「咳が出ているけど、ただの風邪だろう」と放置していると、実は風邪ではなく喘息だったり肺炎をこじらせていたりするケースも少なくありません。
生きていくために呼吸は欠かせないものです。臓器を損傷する前に適切な治療を行えるよう、当院でサポートいたします。また、当院では肺の状態を確認するため、スパイロメトリー(肺機能検査)にも対応しています。
スパイロメトリーは5分程度の短時間で実施できる検査であり、食事制限も痛みもないため、患者さまの負担が少ない検査方法です。
当院では、患者さまの健康を維持するために治療はもちろんのこと、予防から治療後の管理までを行っております。
消化器内科(胃腸科)
消化器内科は、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸などの消化管全体、および胆のう、膵臓、肝臓といった消化吸収に関わる器官を専門に診療する科です。患者さんの症状に考慮しながら、内視鏡検査、X線検査、腹部超音波検査などの必要な検査を実施し、その結果に基づいて最適な治療を提供しています。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃カメラ検査は、極細のスコープを口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸内を直接観察する検査です。最新の高画質内視鏡と特殊光や拡大観察により、初期の小さいがんや炎症部位を高精度に検出できます。検査中に組織を採取したり出血を止めたり、アニサキス除去などの処置も可能です。
苦痛軽減のために、鼻から入れる経鼻法や、個人に合わせた鎮静剤を使って「眠っている間に終わる」無痛検査の選択もあり、嘔吐反射や緊張によるリスクが低減できます。検査時間は約5〜15分で、終了後は薬の影響が少なくなるまで1〜2時間程度安静にしてから結果説明を受けます。
ポリープ切除やピロリ菌検査・除菌治療も同日に行えるケースが多く、早期発見・治療につながる非常に有効な検査です。
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは、肛門から直腸・結腸を通して盲腸(場合により回盲部まで)に至る細長く柔らかい内視鏡スコープを挿入し、大腸の粘膜を直接観察する精密な検査です。先端に小型カメラと光源が搭載されており、微細な病変や色の変化もリアルタイムで確認できます。この検査の利点は、疑わしい部位があればその場で組織を一部採取する「生検」によって確定診断を行えることにあります。
また、前がん病変である大腸ポリープを発見した場合には、日帰り手術でその場で切除できるため、大腸がん予防にも非常に効果的です。近年では、鎮静剤の使用、挿入技術の向上など、患者さんの苦痛を軽減する工夫によって以前よりもはるかに楽に受けられるようになっています。
大腸ポリープ切除
大腸ポリープ切除術は、内視鏡検査中に同時に行う日帰り手術であり、大腸がんを予防する最も効果的な手段です。多くの大腸がんは良性ポリープががん化したものなので、ポリープの段階で切除することで、がんの発症を未然に防ぎ、大腸がんによる死亡率を低下させることができます。切除は検査・処置が一度で済み、入院の必要がないケースがほとんどです。
大腸ポリープは内視鏡によりその場で切除でき、切除方法はポリープの大きさ・形状・位置により選ばれます。
ポリペクトミーやコールドポリペクトミー、EMR(内視鏡的粘膜切除術)などがあり、小さな病変であれば、簡単で安全性の高い手法で対応可能です。基本的に日帰り手術ですが、帰宅後は安静や生活制限が必要です。
術後は定期検査と生活習慣の改善により再発防止と大腸がん予防につなげていきます。
生活習慣病
当院の生活習慣病治療では、薬物療法・栄養指導・運動療法・ストレス管理・定期検診に対応しています。生活習慣病の原因は一人ひとり異なるため、十分なカウンセリングを行った後、医師によって適切な治療計画を立案いたします。生活習慣病を改善するためには、日常生活の改善が欠かせません。
しかし、今までの日常生活をガラッと変えることは簡単なことではなく根気が必要です。そのため、治療中に不安や苦痛に思うことがありましたら、お気軽にご相談ください。患者さまと二人三脚で治療に取り組むために、スタッフ一同サポートいたします。
外科
外科は、手術や外科的処置により怪我や病気を治療する診療科です。内臓、骨、筋肉、皮膚など幅広い部位が対象となり、腫瘍、骨折、切り傷、炎症などの治療を行います。内科が主に薬などで治療するのに対し、外科は物理的な処置で病気を治すのが特徴です。切開、縫合、切除などの物理的な治療を行います。
当院では、大きく分けて「打撲・切り傷・擦り傷」「皮膚腫瘍の摘出」「腰痛・関節痛の治療」に対応しています。
形成外科
当院の形成外科では、見た目の美しさだけでなく、機能面の回復にも力を入れた診療が特徴です。たとえば、目や鼻、耳の整形や傷あと・やけどの修正において、自然で違和感のない仕上がりを目指し、患者さん一人ひとりの悩みに寄り添ったオーダーメイドの治療を行います。また、手術だけでなく最新のレーザーや注入治療なども取り入れており、身体への負担が少ない治療方法も選択可能です。
「見た目のことで気になることがある」「けがや手術のあとが気になる」「体にできものがあって心配」「生まれつきの体の形が気になる」見た目や形のこと、どんな小さなことでも当院へお気軽にご相談ください。
皮膚科
当院の皮膚科では、皮膚だけでなく爪や髪の毛など体の表面に生じるあらゆる異常を診察・治療しています。
湿疹、かゆみ、赤み、水ぶくれ、できもの、乾燥、ただれ、爪の変形や抜け毛など、目に見える症状はすべて診療対象です。皮膚は「全身の鏡」とも呼ばれ、内臓の異常が皮膚に現れることもあるため、気になる症状があれば早めの受診が大切です。
皮膚病の原因は外的刺激や体質、加齢、先天性要因など多岐にわたります。中には原因不明のものや慢性化する病気もありますが、スキンケアや薬物療法、生活習慣の改善により治療が可能です。
当院では、健康な皮膚を取り戻すだけでなく、全身の健康を見据えた診療を心がけ、患者さん一人ひとりに寄り添った誠意ある対応をスタッフ全員で行っています。
予防接種
予防接種は、感染症の予防において重要な役割を果たします。当院では、インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン接種を提供しており、特に高齢者や免疫力が低下している方々に対して推奨しています。
これらのワクチンは、重症化や合併症のリスクを低減させる効果があります。また、当院での接種は、医師による適切なアドバイスと監視のもとで行われるため、安心して受けていただけます。ぜひご利用ください。
事前予約が必要な場合がありますので、ご希望の方はお電話でお問い合わせください。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠時に呼吸が止まってしまう病気です。「Sleep Apnea Syndrome」の略からSAS(サス)とも呼ばれます。10秒以上呼吸が止まっている状態が7時間の睡眠中に30回以上、もしくは1時間に5回以上起こる際に、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
睡眠時に繰り返し呼吸が止まるため、熟睡できず日中に眠気を感じたり、倦怠感や疲労感を抱いたりすることが多いのですが、ご自身が睡眠時無呼吸症候群であることに気付いていない方も少なくありません。
睡眠時無呼吸症候群で気をつけたいのが合併症です。呼吸が止まることで睡眠時に酸素が不足し、心臓や脳、血管などへの負担が大きくなります。その結果、心筋梗塞や高血圧、脳梗塞などの合併症を発症するリスクも高まるため、早めに適切な治療を受けることが重要です。
CPAP治療
睡眠時無呼吸症候群の治療法の1つに「CPAP治療」があります。CPAP治療を受けた多くの方が「睡眠の質が向上した」と感じる効果的な治療法です。CPAP治療は、睡眠時に気道が狭くなっている状態を改善するために行われる治療です。睡眠時無呼吸症候群の多くは、気道が狭くなることによって生じる「閉塞性睡眠時無呼吸」の状態です。
気道を拡げることで呼吸がしやすくなり、一時的に呼吸が止まったり呼吸が浅くなったりするのを防ぎます。
検査・健康診断
検査は、病気の早期発見や診断、治療効果の判定、健康状態の確認などに用いられます。
検査によって、自覚症状がない段階で身体の異常やリスクを捉え、適切な予防策や治療を始めることで、重症化や長期療養を防ぎ、健康寿命を延ばすことに繋がります。また、健康診断とは、健康状態を評価し、病気の早期発見・予防を目的として行われる総合的な検査です。
定期的な受診が推奨され、法的に義務付けられているもの(法定健診)と、個人が任意で受けるものがあります。
健康診断の主な意義は、自覚症状のない病気や生活習慣病を早期に発見・治療すること、そして病気を予防することです。
地域に寄り添い、79年。
お気軽にご来院ください。
茨城県筑西市にある大圃クリニックは日本内科学会 認定内科医が在籍で、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)やワクチン接種、健康診断にも対応可能です。
「どの診療科を受診すればよいか分からない」とお困りの方は、まずは内科を受診ください。

院長
大圃 弘