予防接種

予防接種
監修者 大圃 弘

監修者
大圃 弘

資格

  • 日本消化器外科学会 認定医
  • 日本外科学会 認定医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 日本医師会 認定健康スポーツ医

予防接種は、個人と社会全体の健康を守る重要な手段です。ワクチンにより感染症を予防することで、重症化や後遺症のリスクを減少させ、医療費の削減にも寄与します。また、集団免疫の形成を通じて、接種を受けられない人々も間接的に守られるため、社会全体の健康維持に貢献します。

大圃クリニックの

予防接種の特徴

  • 幅広い診療科目に対応できるので、接種後の反応にも適切な対応が可能
  • 女性医師が在籍
  • 土曜日も診療可能

当院の予防接種

予防接種は、感染症の予防において重要な役割を果たします。当院では、インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン接種を提供しており、特に高齢者や免疫力が低下している方々に対して推奨しています。
これらのワクチンは、重症化や合併症のリスクを低減させる効果があります。

また、当院での接種は、医師による適切なアドバイスと監視のもとで行われるため、安心して受けていただけます。ぜひご利用ください。

当院で受けられる予防接種一覧

事前予約が必要な場合がありますので、ご希望の方はお電話でお問い合わせください。

  • インフルエンザ
    インフルエンザは季節を問わず流行する感染症で、予防接種により発症や重症化を抑えられます。特に高齢者や基礎疾患を持つ方は接種が推奨されます。
  • 破傷風
    破傷風は、傷口から破傷風菌が侵入し、筋肉のけいれんや硬直を起こす重症疾患で、予防接種(トキソイド)により有効に防げます。免疫は接種後約10年持続し、定期的な追加接種が推奨されます。
  • 風しん
    風しんは妊婦が感染すると胎児に先天性風しん症候群を起こすリスクがあり、MR(麻しん風しん混合)ワクチンによる2回接種が有効です。
  • 帯状疱疹
    帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化で神経に沿った痛みや発疹が起こる疾患で、生ワクチンまたは組換えワクチンで予防が可能です。
  • 成人用肺炎球菌
    成人(特に65歳以上や基礎疾患を持つ方)に対し、23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)を1回接種することで感染症に対する免疫ができます。これにより、肺炎球菌性肺炎の予防効果が期待でき、感染した場合でも重症化を抑える効果があります。
ワクチン種類適応・年代回数ワクチン商品名
破傷風(3歳以上)1または2回、1ヶ月後インフルエンザHA
インフルエンザ小児期の定期接種
(3種混合や4種混合)
追加接種
3回
1~2ヶ月後と12ヶ月後
破傷風トキソイド
風しん成人1または2回、1ヶ月後MR
(麻しん風しん混合)
帯状疱疹成人
50歳以上
1回弱毒生水痘(ビケン)

2回、2ヶ月後
シングリックス
成人用肺炎球菌高齢者
65歳以上
5年毎ニューモバックス
(23価)

インフルエンザ(3歳以上)

インフルエンザは、現代では海外との交流によって夏場にも流行が見られるようになりました。
2009年に新型インフルエンザが流行して以降、従来のA型・B型に加えて新型も含めたワクチンが導入され、現在ではA型2株とB型2株を組み合わせた4価ワクチンが主流です。予防接種により症状の発現や重症化を効果的に抑えられることが証明されており、とくに高齢者、免疫力が低下している方、呼吸器疾患や基礎疾患を持つ方には積極的な接種が勧められます。

感染拡大防止のためにも、社会全体での予防意識が重要です。

破傷風

破傷風は、土壌中に存在する破傷風菌が傷口から侵入し、毒素により全身の筋肉がけいれん・硬直する危険な疾患です。予防にはワクチン接種が最も効果的で、生後の四種混合または五種混合ワクチン、11〜12歳ごろの二種混合(DT)ワクチンなどが定期接種として行われています 。大人では、前回の接種から10年以上経過した場合には追加接種(TTワクチン)が推奨され、けがなどのリスク時には保険適用で緊急接種も可能です。

風しん

風しんは発熱・発疹などの症状に加え、妊婦が感染した場合に胎児に心疾患や難聴などを引き起こす先天性風しん症候群のリスクがあり、特に注意が必要です。現在も保健所や診療所での抗体検査と追加接種が推奨されており、特に妊娠希望者や医療従事者などでは免疫の確認が重要です。
大人の風しん予防接種は、風しんの罹患歴のない、または2回の接種歴がない人、特に妊娠を希望する女性やその同居者、医療・教育関係者、海外渡航を予定している人、そして抗体保有率の低い30代後半から50代の男性が対象です。

予防には風疹と麻疹の同時予防ができるMR(麻しん風しん混合)ワクチンが推奨され、2回接種することで十分な免疫を獲得できます。

帯状疱疹

帯状疱疹は、過去に水痘に感染した際に体内に潜んだウイルスが免疫低下時に再活性化し、体の片側に痛みを伴う水疱帯状の発疹を生じます。高齢期には発症率が高く、合併症として帯状疱疹後神経痛(PHN)を引き起こし、日常生活に支障を来す場合もあります 。

予防には、弱毒生水痘ワクチン(皮下注射1回)または不活化組換えワクチン(筋注2回)があり、後者は予防効果が約97%と高く持続期間も長いことが示されています 。2025年4月からは65歳以上を対象とした定期接種が開始され、自治体により70・75・80歳の方にも経過措置が実施されています。

大圃クリニック院長

大圃 弘

弱毒生水痘ワクチン(皮下注射1回)は、通称:乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)と呼ばれています。50歳以上での任意接種です。1回で済みますが、効果は不活化組換えワクチンのシングリックス(効果は10年以上持続)に比べ短く、約5年と言われています。

成人用肺炎球菌

肺炎球菌は高齢者で気道に常在しやすく、肺炎・敗血症など重症感染症の原因となります。成人用肺炎球菌の予防接種は、肺炎球菌という細菌が原因となる肺炎や敗血症などの感染症の重症化を防ぐためのワクチンです。
定期接種で使われるニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」は、肺炎球菌の多くの型(血清型)のうち23種類に効果があり、これらは成人で起こる肺炎球菌による感染症の大部分を占めます。

このワクチンはすべての肺炎を防ぐものではありませんが、肺炎球菌による感染症の発症や重症化、重篤な合併症(侵襲性肺炎球菌感染症)を予防する効果が期待できます。成人用肺炎球菌ワクチンの種類が複数あるのは、肺炎球菌自体が約100種類の「型(血清型)」に分類され、ワクチンはそれぞれ異なる型の菌に効果を発揮するためです。

予防接種にかかる費用の目安

法律に基づく定期接種については、原則として自治体(市町村)が実施主体で、国や地方交付税などで多くが公費負担されています。定期接種は「予防接種法」に基づき、対象年齢や接種期間、費用公費負担などが定められています。一方、任意接種に対して助成制度を設けている自治体は少数派です。

予防接種の費用助成を受けるためには、住民票がある市区町村が発行する申請書類(予診票、依頼書など)や、予防接種を受けたことを証明する領収書(原本)、本人確認書類などが必要です。助成の対象となる予防接種や申請方法は自治体や健康保険組合によって異なるため、事前に居住地の自治体や加入している健康保険組合に問い合わせて、必要な書類を確認することが重要です。

予防接種ワクチンと費用の目安

ワクチン種類自費料金(税込み)助成ありの場合
(筑西市の場合)
助成金について
インフルエンザ4,400円/回高齢者(65歳以上)は2,400円(年度より変動あり)65歳以上は全国的に自治体助成があり、自己負担は2,000円程度が多いです。
破傷風3,300円/回
風しん/MRお問い合わせください。
帯状疱疹生ワクチン
乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)
10,340円/回(1回のみ)
自己負担7,000円程度。高額なため多くの自治体で助成制度が整備中です。助成ありの場合は、実費が半分程度です。
不活化組換えワクチン(シングリックス)

1回目24,860円/2回目22,880円
自己負担1回目18,600円/2回目16,880円
成人用肺炎球菌
ニューモバックス
(23価)など
8,800円/回自己負担約5,800円(65歳以上は全国的に助成対象)65歳以上は定期接種として全国で助成対象。

大圃クリニックの

予防接種

大圃クリニックの予防接種

地域に寄り添い、79年。

専門医複数名在籍

専門医複数名
在籍

下館駅から徒歩4分駐車場完備

下館駅から徒歩4分
駐車場完備

土曜日12:30まで診療

土曜日
12:30まで診療

  • 日本消化器外科学会 認定医,日本外科学会 認定医,日本医師会 認定産業医,日本医師会 認定健康スポーツ医 大圃 弘
  • 日本外科学会 外科認定医,日本外科学会 認定登録医,日本医師会 認定産業医 大関 美穂
  • 日本内科学会 認定内科医 大圃 研,根岸 良充,伊藤 洋平

茨城県筑西市にある大圃クリニックでは、日本外科学会外科認定医が在籍。インフルエンザ、破傷風、風しん、帯状疱疹、成人用肺炎血球の予防接種を実施しております。

下館駅北口から徒歩4分で駐車場15台完備。土曜日診療可能。女性医師在籍。

事前予約が必要な場合がありますので、ご希望の方はお電話でお問い合わせください。

0296-21-0123 [午前]9:30~12:30[午後]14:30~18:00 [休診日]木曜、土曜午後、日曜、祝日
記事の執筆・監修者プロフィール
大圃クリニック

院長

大圃 弘

1946年(昭和21年)に父が『大圃外科医院』を開院し、約70年にわたり、入院・手術の出来る病院として、地域医療に取り組んで参りました。

1967年には『大圃病院』、1994年に『大圃クリニック』と名称と診療体制を変更し、今まで同様に多くの患者様にご来院いただいております。

これからも患者様一人ひとりの健康と快適な生活を支えることを最優先に考え、地域社会に寄り添った診療ができるよう身近なかかりつけ医を目指して参ります。

資格

  • 日本消化器外科学会 認定医
  • 日本外科学会 認定医
  • 日本医師会 認定産業医
  • 日本医師会 認定健康スポーツ医