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CPAP治療(持続陽圧呼吸療法)

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)治療は、睡眠時無呼吸症候群(SDB)含む睡眠障害の治療法の一つです。

CPAP(持続陽圧呼吸療法)とは、就寝時に鼻マスクをつけ、睡眠中に機械で圧力をかけた空気を鼻から起動(空気の通り道)に送り込み、軌道を広げて無呼吸を防止する治療法です。

これにより、気道の閉塞による無呼吸や低呼吸、いびきを改善し、睡眠の質を向上させることができます。

睡眠の質が悪いと、睡眠時間をしっかり取ったとしても、実際は熟睡できていないことが多く、そのため日中の眠気に繋がります。

なぜなら、無呼吸の状態にある間、身体は低酸素状態で、酸欠になるからです。酸素をエネルギー源として生きている人間にとっては、生命維持の危機という状態です。身体は警報状態で、交感神経が全開となります。これは、それまで関連があるとは思われなかった様々な不調の原因となってるかもしれません。

CPAP治療を行うことで、質の良い睡眠が得られ、無呼吸・低呼吸によって乱れていた自律神経の改善が期待できます。

また、重度の睡眠時無呼吸症候群の患者さんにおいて、CPAP治療を行った場合と行わなかった場合とを比較した研究によると、CPAP治療を行った患者さんの方が明らかに長生きできたなど、CPAP治療の効果は証明されています。

大きないびきや起床時の口やのどの渇き、熟眠感のなさ、居眠り、慢性的な疲労感、集中力の低下など、気になる症状がある場合には、精密検査を検討しましょう。

CPAP治療は、ほとんど副作用がありません。しかし、不快な症状や違和感がある場合には、我慢したり、独断で治療を中止せずに、まずはご相談ください。

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